Infomation
2024.05.11
2024.03.25
2024.01.25
2023.09.11-12
2023.06.05
2023.04.01
2022.04.01
2022.02.07
2021.06.01
2020.04.01
2020.01.08
生体は,内的にも外的にも,重力や流れ,伸展といった力学刺激にさらされており,これ
ら力学刺激は生体機能の維持や病気の発生に深く関与しています。例えば,心臓は拍動を
繰り返し,血管内を血液が流れ,血管もつねに伸縮を繰り返します。全ての血管内面を一
層に覆っている内皮細胞は血流状態を感知して機能を変化させますが,その機能変化が動
脈硬化などの血管病変の発生に深く関わっていることが知られています。ところで,細胞
の力学特性は細胞の機能と密接に関わっており,機械工学的な解析が細胞機能の解明に役
立ちます。さらに近年,iPS細胞などを用いた組織再生の可能性が示唆されていますが,
幹細胞から組織を作り出す際には,必ず機械工学技術が必要になります。本研究室では,
「生体の機能」を探り,「健康に活かす技術開発」を目指します。
【主な研究テーマ 】
●細胞の力学刺激感知メカニズムの解明
●アクチンフィラメント(細胞骨格)の超解像度実時間観察に関する研究
●骨形成における力学刺激の影響
●力学刺激をによるDFAT(脱分化脂肪)細胞の分化誘導に関する研究(再生医療)
●動脈硬化発生メカニズムの解明
●培養細胞を用いた生体材料・金属材料の生体適合性試験(ステント等医療機器開発)
【共同研究機関】
●日本大学医学部 機能形態学系 細胞再生・移植医学分野
●株式会社アイアールメディカル工房
●山形大学工学部機械システム工学科 多田隈研究室、株式会社菊池製作所